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Bingが検索結果で「Popular Links」と「Read more」をテスト――観測段階【2026年10月】

Bingが検索結果で「Popular Links」と「Read more」をテスト――観測段階【2026年10月】

seroundtable.comのBarry Schwartz氏が2026年10月16日、MicrosoftがBingの検索結果で2つの表示をテストしていると、2本の記事で報じました。1つは、Bingの検索結果のサイトリンクに「Popular Links」というラベルを付けるテストです。もう1つは、検索結果のスニペット(タイトルの下に表示される説明文)の末尾に「Read more」リンクを置くテストです。どちらもKhushal Bherwani氏がX上で見つけて投稿したもので、Microsoftによる正式な発表ではありません。本記事では、2つのテストで何が観測されたのか、出典が何を伝え何を伝えていないのかを整理したうえで、SEO担当者が今の段階で確認しておきたいことをまとめます。

Bingで2つの表示テストが観測された

Barry Schwartz氏は2026年10月16日、Bingの検索結果に関する2つのテストをseroundtable.comで取り上げました。

・1本目は、Bingの検索結果のサイトリンクに「Popular Links」というラベルを加えるテストです。

・2本目は、Bingの検索結果のスニペットの中に「Read more」リンクを置くテストです。

2つのテストは、いずれもKhushal Bherwani氏がX上に投稿したことで知られるようになりました。出典はどちらの件についても、X上で議論が行われたと記しています。

ここで押さえておきたいのは、どちらも「テストが観測された」という段階の話であることです。出典には、Microsoftがこれらの表示について説明したり、正式に導入すると発表したりしたという記述はありません。表示の対象となる国や言語、テストの規模や期間も、出典では明示されていません。

サイトリンクに付く「Popular Links」ラベル

1本目の記事によると、MicrosoftはBingの検索結果のサイトリンクに「Popular Links」というラベルを加えるテストをしています。サイトリンクとは、一般に、検索結果の1つのサイトの下に、そのサイト内の別ページへのリンクが並んで表示される部分を指します。

Schwartz氏は、このテストがGoogleの「top pages」のテストやその派生形を思い出させると書いています。

このテストを見つけたKhushal Bherwani氏は、2026年10月14日のX上の投稿で、次のように書いたとされています。

Bing is testing “Popular Links” within sponsored ads. We’ve previously seen a similar test with Google Ads showing “Top Pages” links.

日本語にすると「Bingが、スポンサー広告の中で『Popular Links』をテストしている。以前にも、Google Adsで『Top Pages』のリンクを表示する似たテストが見られた」という内容です。

注意したいのは、記述の違いです。Schwartz氏の記事本文は「検索結果のサイトリンク」と表現しているのに対し、Bherwani氏の投稿は「スポンサー広告の中で」と書いています。出典の記述からは、このラベルが広告枠に限られるのか、自然検索の結果にも表示されるのかは明示されていません。社内で共有する際は、この点を断定せずに伝えるのが安全です。

スニペット末尾の「Read more」リンク

2本目の記事によると、MicrosoftはBingの検索結果のスニペットの中に「read more」リンクを置くテストをしています。Schwartz氏は、Googleが1年ほど前に正式に行ったのと同じような形だと書いています。

Schwartz氏は、いくつかのブラウザでこの表示を再現できたとしています。それによると、Bingは検索結果のスニペットの末尾に「Read more」リンクを加え、そのリンク先は、メインのタイトルのリンク先と同じだとされています。つまり、新しい行き先が増えるのではなく、同じページへの入り口がスニペットの末尾にもう1つできる形です。

Schwartz氏は、このリンクについて「もっと読むためにクリックするよう検索ユーザーを促すはずだ」という見方を紹介しています。また、Bingは以前にもCopilotの結果でこうしたリンクをテストしていたと書いています。

このテストもKhushal Bherwani氏が見つけたもので、同氏は2026年10月15日のX上の投稿で、次のように書いたとされています。

Bing is testing a “Read More” button in organic search result snippets.

日本語にすると「Bingが、自然検索の結果のスニペットで『Read More』ボタンをテストしている」という内容です。同じ投稿でBherwani氏は、Googleはすでに似た機能を展開していると述べ、Bingが検索スニペットの拡張で似たアプローチをとっているのは興味深い、とも書いています。

なお、Schwartz氏は記事の追記で、Sachin Patel氏が2週間ほど前にこの表示に気づいていたと補足しています。テスト自体は、報じられた時点よりも前から行われていた可能性がある、ということになります。

2つのテストに共通する点と、出典が伝えていないこと

2本の記事を並べると、いくつかの共通点が見えてきます。

・どちらもMicrosoftによるBingの検索結果の表示のテストで、Khushal Bherwani氏がX上で見つけたものです。

・どちらもSchwartz氏が、Googleの似た取り組みと比較しています。「Popular Links」はGoogleの「top pages」のテスト、「Read more」はGoogleが正式に行った「read more」リンクとの比較です。

・どちらも、検索結果の中で、サイトのページへのリンクの見せ方に関わる変更です。

一方で、出典が伝えていないことも多くあります。Microsoftがテストの目的をどう説明しているのか、どのくらいの割合のユーザーに表示されているのか、クリック率などへの影響がどうだったのか、正式に導入する予定があるのかといった点は、いずれも出典では明示されていません。「Read more」についてはSchwartz氏が再現できたとしていますが、「Popular Links」について同様の再現の記述はありません。

現場への意味(編集部の見解)

ここからは編集部の整理です。今回の2つの話は、どちらもテストの観測報告であり、すぐに運用を変える必要があるという性質のものではありません。社内やクライアントに伝える際も、「Bingが新機能を導入した」ではなく、「Bingで、こうした表示のテストが観測されたと報じられている」と伝えるのが出典に沿った言い方です。

そのうえで、今の段階でできる確認はあります。1つ目は、自社サイトの主要なキーワードでBingを検索し、自社の結果がどう表示されているかを目視で確かめることです。テストは一部の環境にしか出ないことが多いため、表示されなくても不思議ではありません。Schwartz氏が「いくつかのブラウザで」再現できたと書いている点を踏まえると、確認する場合は、複数のブラウザで見比べるのが現実的だと考えます。

2つ目は、Bing経由の流入を普段から把握しておくことです。もし今後、こうした表示が広く使われるようになった場合、変化に気づけるかどうかは、普段の数字を把握しているかどうかにかかっています。ここからは編集部の推測ですが、「Read more」のリンク先がタイトルのリンク先と同じであれば、表示が広がったとしても流入先のページが変わるわけではなく、変化が出るとすればクリックの量のほうだと考えられます。

3つ目は、スニペットそのものの質を見直すきっかけにすることです。「Read more」は、スニペットの末尾で「続きはこちら」と誘う形の表示です。続きを読みたいと思ってもらえるかどうかは、そこに表示される説明文の中身次第です。これはBingに限らない一般論ですが、ページの冒頭や説明文で、そのページで何がわかるのかを具体的に伝えておくことは、どの検索エンジンに対しても無駄になりません。

「Popular Links」については、広告枠の話なのか自然検索の話なのか、出典の記述が分かれています。広告を運用しているチームと自然検索を担当するチームが別の場合は、どちらに関わる話なのかが確定するまで、両方のチームで情報を共有しておくのがよいと考えます。

まとめ

・seroundtable.comのBarry Schwartz氏が2026年10月16日、MicrosoftがBingの検索結果で2つの表示をテストしていると報じた

・1つはサイトリンクに「Popular Links」のラベルを付けるテストで、Schwartz氏はGoogleの「top pages」のテストを思い出させるとしている

・「Popular Links」を見つけたKhushal Bherwani氏の投稿は「スポンサー広告の中で」のテストと書いており、記事本文の「サイトリンク」という表現と分かれている

・もう1つはスニペット末尾に「Read more」リンクを置くテストで、リンク先はメインのタイトルと同じ。Schwartz氏はいくつかのブラウザで再現できたとしている

・BingはCopilotの結果でも以前にこうしたリンクをテストしていたとされ、Sachin Patel氏が2週間ほど前にこの表示に気づいていたとの追記もある

・いずれもテストの観測段階で、Microsoftの正式発表や、表示の範囲、影響についての情報は出典では明示されていない

よくある質問

Q1: Bingは「Read more」リンクを正式に導入したのですか?

出典によると、MicrosoftはBingの検索結果のスニペットに「Read more」リンクを置くテストをしている段階です。Khushal Bherwani氏がX上で見つけ、Barry Schwartz氏もいくつかのブラウザで再現できたとしていますが、Microsoftが正式に導入すると発表したという記述は出典にはありません。

Q2: 「Read more」リンクはどのページにつながりますか?

Barry Schwartz氏によると、Bingは検索結果のスニペットの末尾に「Read more」リンクを加え、そのリンク先はメインのタイトルのリンク先と同じだとされています。新しいリンク先が増えるのではなく、同じページへの入り口がスニペットの末尾にもう1つできる形です。

Q3: 「Popular Links」は広告と自然検索のどちらで表示されるテストですか?

出典の記述は分かれています。Barry Schwartz氏の記事本文はBingの検索結果のサイトリンクに「Popular Links」のラベルを加えるテストとしている一方、見つけたKhushal Bherwani氏の投稿はスポンサー広告の中でのテストと書いています。どちらに限られるのかは、出典では明示されていません。

出典:Bing Search Testing Popular Links On Snippets(Search Engine Roundtable、Barry Schwartz氏、2026年10月16日)https://www.seroundtable.com/bing-testing-popular-links-42304.html

出典:Bing Tests Read More Links In Search Result Snippets(Search Engine Roundtable、Barry Schwartz氏、2026年10月16日)https://www.seroundtable.com/bing-read-more-links-42311.html

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SEO基礎おじ
執筆・監修

SEO基礎おじ

フリーランスのWeb制作者/SEO実務者(実務歴3年以上)。HTML・CSS・JavaScript・WordPressを自分で実装する立場から、テクニカルSEO・構造化データ・GA4/Search Consoleの計測設計までを一人で担当しています。当サイトを実験台にして、施策の効果は自分で取った実測データで検証してから記事にしています。「SEO基礎おじ」は筆名です。

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