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GoogleがIndexing APIのクォータ文書を更新――既定の200クォータと申請フォームの記述を削除【2026年10月】

GoogleがIndexing APIのクォータ文書を更新――既定の200クォータと申請フォームの記述を削除【2026年10月】

seroundtable.comのBarry Schwartz氏が2026年10月16日、GoogleがIndexing APIのドキュメントを更新したと報じました。更新されたのは「Indexing API Quickstart」「Using the Indexing API」「Quota and pricing information」の3つのページです。Schwartz氏は、最も大きなポイントとして、以前の承認プロセスと初期テストの説明、サイトマップに関する推奨、そして何より既定(デフォルト)のクォータの詳細が削除された点を挙げています。Googleが更新を告知したのは3ページのうち1ページのみだったとされます。本記事では、何が削除され、何が残っているとみられるのかを、出典の記述に沿って整理します。

Indexing APIのドキュメント3ページが更新された

出典によると、GoogleはIndexing APIのドキュメントを更新し、その対象はドキュメント内の3つのページにまたがっていました。削除された記述の一つによれば、Indexing APIはサイトマップを更新するよりも早くGooglebotにページのクロールを促すものと説明されていました。クォータは、APIの利用量に設けられた割り当てのことです。

更新されたページとして出典が挙げているのは、次の3つです。

・Indexing API Quickstart

・Using the Indexing API

・Quota and pricing information

Barry Schwartz氏は、今回の更新の大きなポイントとして、以前の承認プロセスと初期テストの説明、サイトマップに関する推奨、そして最も重要なものとして既定のクォータの詳細が削除されたことを挙げています。

Googleが告知した更新の理由

出典によれば、Googleは3ページのうち1ページが更新されたことは告知したものの、3ページすべてについては告知していません。Googleは次のように述べたとされています。

Updated the Indexing API quota page to reflect the current quota limits and process.

日本語にすると「現在のクォータ上限とプロセスを反映するため、Indexing APIのクォータのページを更新した」という内容です。

さらにGoogleは、この更新の目的について次のように付け加えたとされています。

document the current quota limits for the Indexing API and remove an outdated form

日本語にすると「Indexing APIの現在のクォータ上限を記載し、古くなったフォームを削除する」という内容です。

つまりGoogle自身の説明は「現在の上限とプロセスに合わせた」「古いフォームを外した」というものです。現在のクォータ上限が具体的にいくつなのかについて、出典では明示されていません。

クォータのページから削除された記述

Schwartz氏は、クォータのページから「既定のクォータ」に関する詳細が削除されたと指摘し、Indexing APIにはもう既定のクォータが存在しないのだろう、という見方を示しています。これはSchwartz氏の推測として書かれており、Googleがそう説明したわけではありません。

出典が引用している、クォータのページから削除された記述は次のとおりです。

The Indexing API provides initial default quota for testing, and it requires additional approval for usage and resource provisioning.

日本語にすると「Indexing APIはテスト用に初期の既定クォータを提供しており、利用とリソースの割り当てには追加の承認が必要である」という内容です。

The Indexing API can only be used to crawl pages with either JobPosting or BroadcastEvent embedded in a VideoObject.

日本語にすると「Indexing APIは、JobPostingか、VideoObjectに埋め込まれたBroadcastEventのいずれかを持つページのクロールにのみ使用できる」という内容です。

To request quota beyond the initial default quota and gain approval to use the API for pages with JobPosting or BroadcastEvent markup, fill out this form. You'll need to know the details of your project in the Google Cloud console. The quota may increase or decrease based on the document quality.

日本語にすると「初期の既定クォータを超えるクォータを申請し、JobPostingまたはBroadcastEventのマークアップを持つページでAPIを使う承認を得るには、このフォームに記入する。Google Cloud consoleのプロジェクトの詳細を把握しておく必要がある。クォータは送信するページ(ドキュメント)の品質に応じて増減することがある」という内容です。

出典は、これらの行がすべて削除されたとしています。テスト用の初期クォータ、追加承認の必要性、申請フォームへの案内、品質に応じたクォータの増減という一連の説明が、クォータのページから消えた形です。

QuickstartとUsingのページから削除された記述

Quickstartのページでは、サイトマップに関するセクションが削除されたと出典は伝えています。削除されたのは次の記述です。

Sitemaps and the Indexing API: For websites with many short-lived pages like job postings or livestream videos, we recommend using the Indexing API instead of sitemaps because the Indexing API prompts Googlebot to crawl your pages sooner than updating the sitemap. However, we still recommend submitting a sitemap for coverage of your entire site.

日本語にすると「サイトマップとIndexing API:求人情報やライブ配信動画のように掲載期間の短いページが多いサイトでは、サイトマップの代わりにIndexing APIを使うことを推奨する。Indexing APIはサイトマップを更新するよりも早くGooglebotにページのクロールを促すためである。ただし、サイト全体をカバーするために、サイトマップの送信は引き続き推奨する」という内容です。

あわせて、既定の200のクォータについての記述も削除されたとされます。

Request approval and quota. The Indexing API provides a default 200 quota for API onboarding and submission testing, and it requires additional approval for usage and resource provisioning.

日本語にすると「承認とクォータを申請する。Indexing APIは、APIの導入と送信テストのために既定で200のクォータを提供しており、利用とリソースの割り当てには追加の承認が必要である」という内容です。

Using the Indexing APIのページでは、既定のクォータに関する次の一文が、何か所かで削除されたと出典は書いています。

The Indexing API provides a default quota for testing. To use the API, request approval and quota.

日本語にすると「Indexing APIはテスト用に既定のクォータを提供している。APIを使うには、承認とクォータを申請すること」という内容です。

利用対象の制限はメインページに残っているとみられる

出典によると、GoogleはAPIが求人情報とライブ配信向けであるという記述を一部のページから削除しましたが、メインのページからは削除していません。Schwartz氏はこの点から、その制限はまだ有効なのだろうという見方を示しています。

ここで注意したいのは、クォータのページから削除された記述の中に、JobPostingかVideoObjectに埋め込まれたBroadcastEventを持つページにのみ使える、という一文も含まれていたことです。一部のページからこの説明が消えたことだけを見て「対象の制限がなくなった」と受け取るのは、出典の書き方とは異なります。出典の整理は、制限の記述はメインページに残っており、制限自体は続いているとみられる、というものです。

なお、この件はX上で議論されたと出典は記しています。削除されたフォームに代わる新しい申請手順や、現在のクォータの具体的な値について、出典では明示されていません。

現場への意味(編集部の見解)

ここからは編集部の整理です。今回の更新は、Indexing APIの仕様が変わったと断定できる材料ではありません。Googleが示した理由は「現在の上限とプロセスを反映した」「古いフォームを削除した」というもので、既定のクォータがなくなったというのはSchwartz氏の推測です。社内で共有する際は、「既定の200クォータがドキュメントから消えた」という事実と、「既定クォータそのものがなくなったのではないか」という報道側の見方を分けて伝えるのが、出典に沿った言い方だと考えます。

実務で影響が出やすいのは、ドキュメントを参照して作られた社内の手順書や設計資料です。初期クォータでテストしてからフォームで増枠を申請する、という流れを前提にした手順があれば、その参照先の記述はすでに残っていないことになります。Indexing APIを使っている、あるいは導入を検討しているチームは、手順書に引用しているドキュメントの文言が現行のページと一致しているかを確認しておくとよいでしょう。

確認の手順としては、まず自社が参照しているページが今回の3ページのどれにあたるかを洗い出し、次に手順書の中で「既定のクォータ」「承認」「フォーム」「サイトマップとの使い分け」に触れている箇所を探します。そのうえで、現行のドキュメントを開き、該当する記述が残っているかどうかを照らし合わせます。現在のクォータの値は出典では示されていないため、数値を手順書に書き込む場合は、現行のドキュメントや自社プロジェクトの設定画面で確かめた値を、確認日とあわせて記録しておくのが安全です。

サイトマップについても整理が必要です。削除された記述は、掲載期間の短いページが多いサイトではIndexing APIを推奨しつつ、サイト全体のカバーのためにサイトマップの送信も引き続き推奨する、という内容でした。ここからは編集部の推測ですが、この記述が消えたことを「サイトマップは不要になった」と読むのは飛躍があります。記述が削除されたという事実と、運用方針の変更とは別の話として扱い、サイトマップの運用を急に止めるような判断は避けたほうがよいと考えます。

利用対象についても同様です。メインページに制限の記述が残っているとみられる以上、対象外のページでIndexing APIを使う方向に運用を広げる根拠には、今回の更新はなりません。

まとめ

・seroundtable.comのBarry Schwartz氏が2026年10月16日、GoogleがIndexing APIのドキュメント3ページを更新したと報じた

・更新されたのはIndexing API Quickstart、Using the Indexing API、Quota and pricing informationの3ページで、Googleが告知したのはそのうち1ページのみだった

・Googleは、現在のクォータ上限とプロセスを反映し、古くなったフォームを削除するための更新だと説明した

・既定の200クォータ、初期テスト用クォータと追加承認、申請フォームへの案内、サイトマップとの使い分けの推奨といった記述が削除された

・Schwartz氏は既定のクォータはもう存在しないのだろうとの見方を示したが、現在のクォータの具体的な値は出典では明示されていない

・求人情報とライブ配信向けという記述は一部のページから削除されたが、メインのページには残っており、制限は続いているとみられる

よくある質問

Q1: Indexing APIの既定のクォータはなくなったのですか?

出典によると、ドキュメントから既定のクォータに関する記述と、既定の200のクォータについての記述が削除されました。Barry Schwartz氏は既定のクォータはもう存在しないのだろうとの見方を示していますが、これは同氏の推測です。Googleは現在のクォータ上限とプロセスを反映するための更新だと説明しており、現在の具体的な値は出典では明示されていません。

Q2: Indexing APIは求人情報やライブ配信以外のページにも使えるようになったのですか?

出典では、APIが求人情報とライブ配信向けであるという記述は一部のページから削除されたものの、メインのページからは削除されていないとされています。Barry Schwartz氏はこの点から、その制限はまだ有効なのだろうとしており、対象が広がったとは書かれていません。

Q3: サイトマップに関する記述はどう変わったのですか?

Quickstartのページから、掲載期間の短いページが多いサイトではサイトマップの代わりにIndexing APIを推奨し、サイト全体のカバーのためにサイトマップの送信も引き続き推奨する、というセクションが削除されたと出典は伝えています。削除の理由やサイトマップの扱いについての新しい説明は、出典では明示されていません。

出典:Google Updated Indexing API Quota Details & More(Search Engine Roundtable、Barry Schwartz氏、2026年10月16日)https://www.seroundtable.com/google-updates-indexing-api-quota-information-42316.html

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SEO基礎おじ
執筆・監修

SEO基礎おじ

フリーランスのWeb制作者/SEO実務者(実務歴3年以上)。HTML・CSS・JavaScript・WordPressを自分で実装する立場から、テクニカルSEO・構造化データ・GA4/Search Consoleの計測設計までを一人で担当しています。当サイトを実験台にして、施策の効果は自分で取った実測データで検証してから記事にしています。「SEO基礎おじ」は筆名です。

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