何が起きたか:BingがURLの「HTTPS」部分を太字にするテストを実施
Search Engine RoundtableのBarry Schwartz氏が2026年9月4日に伝えたところによると、MicrosoftはBingの検索結果に表示されるURLのうち、「HTTPS」の部分を太字にするテストを行っています。Schwartz氏は記事の冒頭で次のように書いています。
Microsoft is testing bolding the HTTPS portion of the URLs in the Bing Search results.
日本語にすると「MicrosoftはBingの検索結果に表示されるURLのうち、HTTPSの部分を太字にするテストを行っている」という内容です。検索結果のスニペットに表示されるURL表記の一部を強調するという、見た目に関わる変更です。
発見の経緯:Sachin Patel氏がXとSearch Engine Watchで報告
この表示を見つけたのはSachin Patel氏です。Schwartz氏は次のように伝えています。
This test was spotted by Sachin Patel who shared a screenshot of this on X and Search Engine Watch - here is that screenshot:
日本語にすると「このテストはSachin Patel氏によって見つけられ、同氏はX(旧Twitter)とSearch Engine Watchにこのスクリーンショットを投稿した」という内容です。記事にはこのスクリーンショットも掲載されていたとSchwartz氏は述べています。なお、Schwartz氏の記事の末尾には、Xでのフォーラムディスカッションへのリンクも添えられています。
過去のHTTPS表示テストとの違い:鍵アイコンから、より控えめな太字表示へ
Schwartz氏は、Microsoftがこれまでにも同種のテストを重ねてきたと振り返り、次のように書いています。
We've seen Microsoft test HTTPS labels in various forms over the years, including using lock icons . But here, Microsoft Bing is being more subtle about it by just bolding the HTTPS portion of the URL.
日本語にすると「Microsoftが長年にわたり、鍵アイコンの使用を含む様々な形でHTTPSラベルをテストしてきたのを見てきた。しかし今回、Microsoft BingはURLのHTTPS部分を太字にするだけという、より控えめなやり方をとっている」という内容です。過去には鍵アイコンのようにアイコンで示す形のテストがあったのに対し、今回はテキストの一部を太字にするだけという、より目立たない見せ方になっている点をSchwartz氏は指摘しています。
確認できている範囲:スポンサー枠のみ、オーガニックへの適用は推測にとどまる
Schwartz氏によれば、今回のスクリーンショットで確認できるのはスポンサー(広告)枠での表示です。同氏は次のように書いています。
As you can see, these are on the sponsored results but I assume they will also apply to the organic results - maybe?
日本語にすると「ご覧の通り、これらはスポンサー(広告)の結果に表示されているものだが、オーガニックの結果にも適用されるだろうと私は推測している――もしかすると」という内容です。文末の「maybe?」からも分かる通り、これはSchwartz氏自身の推測であり、確定した情報ではありません。さらに同氏は次のようにも述べています。
I tried to replicate this but I cannot.
日本語にすると「私はこれを再現しようと試みたが、できなかった」という内容です。Schwartz氏自身の環境では確認できなかったことになり、表示されるアカウントや条件が限定されている可能性がうかがえます。ただし、その条件が何かについては(出典では)明示されていません。
現場への意味(編集部の見解)
ここからは、報道内容を踏まえた編集部の整理です。検索結果のスニペットに表示されるURLの一部を太字にするかどうかは、見た目に関わる表示上の変更であり、ランキングの仕組みそのものに関わる発表ではありません。Search Engine Roundtableの記事も、あくまで「テストを目撃した」という報告であり、Microsoftが公式にアナウンスした機能ではない点は押さえておく必要があります。
加えて、Schwartz氏自身が再現できなかったと述べていることからも、この表示が広く展開されているものではなく、一部のアカウントや条件でのみ確認できる限定的なテストである可能性が高いといえます。検索エンジン各社は、このような表示上の細かなテストを常時様々な形で行っており、その多くはテストの段階にとどまり、そのまま本番の表示として定着するとは限りません。SEO担当者としては、こうした表示テストの報告を目にしたときに、それが即座に自社サイトの見え方や順位に影響するものだと早合点しない姿勢が求められます。
実務上いま行うべきことは特にありません。現時点でオーガニックの検索結果への適用は確認されておらず、対象となるアカウントや地域、展開範囲についても(出典では)明示されていないためです。自社サイトがHTTPSに対応しているかどうかは、この表示テストの有無にかかわらず、以前から求められてきた基本的なセキュリティ対策であることに変わりはありません。今後、Microsoftから公式なアナウンスがあるか、オーガニックの検索結果でも同様の表示が確認されるかどうかを、引き続き注視していくとよいでしょう。
まとめ
・MicrosoftがBingの検索結果で、URLの「HTTPS」部分を太字にするテストを行っていると、Search Engine RoundtableのBarry Schwartz氏が2026年9月4日に報じた
・この表示を見つけたのはSachin Patel氏で、X(旧Twitter)とSearch Engine Watchにスクリーンショットを投稿した
・Microsoftは過去にも鍵アイコンなど様々な形でHTTPSラベルのテストを行ってきたが、今回はHTTPS部分を太字にするだけの、より控えめな見せ方だという
・確認できているのはスポンサー(広告)枠での表示で、Schwartz氏は「オーガニックの結果にも適用されるかもしれない」と推測しているが、確定した情報ではない
・Schwartz氏自身はこの表示を再現できなかったとしている
・対象となるアカウントや地域、展開範囲、Microsoftからの公式なコメントなどは(出典では)明示されていない
よくある質問
Q1: BingでURLの「HTTPS」部分が太字になる表示は、今から誰でも見られますか?
全員に展開されているとは限らず、テスト段階の可能性があります。Search Engine RoundtableのBarry Schwartz氏は、この表示をSachin Patel氏が発見してXとSearch Engine Watchで報告したと伝える一方、自身では再現できなかったとしています。展開の対象範囲や時期は(出典では)明示されていません。
Q2: Bingがこれまでに行ってきたHTTPS表示のテストと、今回は何が違いますか?
Schwartz氏によれば、Microsoftはこれまでも鍵アイコンなど様々な形でHTTPSラベルのテストを行ってきました。今回はそれらと異なり、URLのうちHTTPSの部分だけを太字にするという、より控えめな見せ方だと説明されています。
Q3: この太字表示はオーガニックの検索結果にも適用されますか?
現時点で確認できているのはスポンサー(広告)枠での表示のみです。Schwartz氏は「オーガニックの結果にも適用されるかもしれない」という推測を示していますが、これはあくまで氏自身の予想であり、Microsoftが公式に説明した内容ではありません。オーガニックへの適用有無は(出典では)明示されていません。
出典:Bing Tests Bolded HTTPS URLs In Snippets(Search Engine Roundtable、Barry Schwartz氏、2026年9月4日)https://www.seroundtable.com/bing-bolded-https-urls-41939.html