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ChatGPT経由の電話は「見込み度」が高い、ただし成約率は平均並み — Invocaのベンチマーク2026

ChatGPT経由の電話は「見込み度」が高い、ただし成約率は平均並み — Invocaのベンチマーク2026

2026年7月15日、Search Engine JournalのMatt G. Southern氏が、通話計測・会話分析を手がけるInvoca社の「Lead Conversion Benchmarks Report 2026」(2026年7月13日公開)を紹介しました。7000万件を超える通話データの分析から、ChatGPT経由でかかってきた電話は「見込み客(リード)になる割合」が他チャネルより高い一方、実際に成約する割合は平均並みだった——という結果が示されています。AI検索経由のトラフィックの「質」を電話という接点から捉えた、実務的に興味深いデータです。本記事では数値と読み方を整理します。

レポートの概要 — Invocaは何を測ったのか

Invocaは通話トラッキング(どの経路から電話がかかってきたか)と会話分析を提供する企業です。今回のベンチマークは、7000万件を超える通話と6億分を超える会話データを土台に、10業種・7つのマーケティングチャネルを対象に集計されています。AI関連では、唯一ChatGPTだけが個別のチャネルとして切り出せる規模の通話量を持っていたとされ、他のLLMは測定可能な通話量に達していません。なお、レポートには測定期間の明記はないとされています。

ChatGPT経由の電話に関する主要数値

指標 ChatGPT経由 比較
リード化率(電話が見込み客に該当する割合) 49% 7チャネル平均より約10ポイント高い/Googleビジネスプロフィール(43%)より6ポイント高い
成約率(応答後に成約する割合) 40% 全チャネル平均42%と比べ「ほぼ平均並み」

つまりChatGPT経由の電話は「見込み度の高い相手」である割合が明確に高いものの、いざ電話がつながった後に成約へ至る率は平均的、という結果です。ここに「リードの質」と「成約性能」のギャップがあります。

ただし前提として、生成AI全体に起因する通話量は「まだ非常に少ない」とされています。ChatGPTがLLMの中で唯一測定可能な量を生んでいる、という段階であり、ボリューム自体は限定的である点に注意が必要です。

全チャネル共通のベースライン指標

比較の土台として、レポートが示す全チャネル共通の基準値も押さえておくと理解しやすくなります。

指標 数値
人が応答した通話の割合 56%
15秒以上続いた通話の応答率 65%
30秒以上続いた通話の応答率 71%
応答された通話のうちリードに該当する割合 約38%
リードのうち通話中に成約する割合 約42%

SEO担当者はどう活かすか

「量」より先に「質」で評価する

AI検索経由の流入はまだ量が少なく、クリック数やセッション数だけで見ると存在感が薄く映ります。しかしこのデータは、少量でも見込み度の高い相手が含まれうることを示しています。AIチャネルを「まだ小さいから無視」とせず、リード化率など質の指標で評価する視点が有効です。

接点の「その先」を測る仕組みを持つ

電話・問い合わせなど、クリックの先で起きる行動を計測できていないと、こうした質の差は見えません。通話トラッキングやフォームの流入元記録など、成果側の計測を整えることが前提になります。

成約は「受け手側」の問題として切り分ける

ChatGPT経由でも成約率は平均並みでした。リードの質が高いのに成約が伸びないなら、それは流入の問題ではなく、電話応対やクロージングなど受け手側の改善余地を示しているかもしれません。

所感 — AI流入は「小さいが濃い」可能性

このレポートが示すのは、AI検索経由の接点は今はまだ量こそ小さいものの、届く相手の見込み度は必ずしも低くない、という点です。一方で「見込み度が高い=成約する」ではないことも同時に示されました。Scale Basics編集部としては、AIチャネルをボリュームだけで評価せず、リード化率や成約率まで分解して見ること、そしてその手前として「クリックの先の成果」を計測できる状態を作ることを勧めます。なお本データは通話計測に基づくベンチマークであり、検索順位を左右するものではありません。計測(見える化)の話として受け取るのが適切です。

まとめ

・InvocaのLead Conversion Benchmarks Report 2026(2026年7月13日公開)をSEJが紹介(7月15日)

・7000万件超の通話・6億分超の会話、10業種・7チャネルを分析。AIで個別集計できたのはChatGPTのみ

・ChatGPT経由の電話はリード化率49%(全チャネル平均より約10ポイント高い)

・一方で成約率は40%で全チャネル平均(42%)並み。リードの質と成約性能にギャップ

・生成AI起因の通話量はまだ非常に少ない。量ではなく質の指標で評価する視点が有効

よくある質問

Q1: ChatGPT経由の電話は成約しやすいのですか?

「見込み客(リード)になりやすい」のは事実で、リード化率は49%と全チャネル平均を約10ポイント上回ります。ただし電話がつながった後の成約率は40%で全チャネル平均(42%)とほぼ同じ、つまり成約しやすさは平均並みです。リードの質は高いが成約性能は平均的、と分けて理解する必要があります。

Q2: このデータで自社の検索順位は上がりますか?

いいえ。これは通話計測に基づくベンチマーク(見える化)であり、検索順位を左右するものではありません。AI経由の流入の「質」を把握するための参考データとして活用してください。

Q3: 他のAI(Gemini等)のデータはないのですか?

Invocaのデータセットで測定可能な通話量を生んでいたLLMはChatGPTのみとされ、他のLLMは個別に切り出せる量に達していません。生成AI全体に起因する通話量自体もまだ非常に少ない段階です。

出典:Search Engine Journal「ChatGPT Calls Lead On Quality, But Not Conversions」(Matt G. Southern、2026年7月15日)https://www.searchenginejournal.com/chatgpt-calls-turn-into-leads-more-often-invoca-report/582400/

scale-basics編集部
監修

scale-basics編集部

SEO・AI検索最適化(AIO/LLMO/GEO)・Web制作の最前線で活動する専門チーム。テクニカルSEOからコンテンツ戦略、データ分析まで幅広い実務経験をもとに、最新のナレッジと実践的なノウハウを発信しています。

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